思考力とは、「未知の問題に遭遇した時に、その局面を楽しみ、解決するための根拠を駆使して、意欲を持って突破できる」力です。思考力を育てるには、自分で「ああ、そういうことか、なるほど」と、問題解決のための糸口を自分自身で発見する「わかっちゃった体験」をたくさん積み、考えることを大好きになることが必要です。

低学年の目標は、まず「姿勢」「鉛筆の持ち方」「聞く力」などの学習を進めていく上での「土台作り」を早い時期にきちんと身につけてしまうことです。
3年生までは幼児の本質を見据えて、一斉で群れになるからこそやる気を引き出せる暗唱・ゲーム性などを積極的に取り入れ「学ぶ楽しさ」を育むことを大切にしています。また、学ぶ楽しさ、考える面白さ、大自然の不思議を伝え、子どもたちがそれらの喜びをバネに学習の良き習慣と正しい学習の仕方を身につけていくことを目指しています。

花まる学習会では、オリジナルの教材と教具を使用しています。
例えば、「キューブキューブ」は空間認識力を高め、「パターンメーカー」は平面図形の理解を深めるための教具です。ただ机に向かうのではなく、肌で感じ、五感を刺激することが大事だと考えています。他にも、様々な思考力問題が詰まったアプリ「Think!Think!」や、古典の素読を行う「たんぽぽ」、思考力育成に特化した「なぞぺー」など、多様な教材を用意しています。